高額商品落札 No.2



ヤフオクでナントカ会員ではない俺では 落札できないリールを
友達に落札して貰うことにしました
  (関連記事「高額商品落札 No.1」




友達にメールを送るとすぐに返信があったので
面倒だから電話してしまいます



  「見た?」
  「見たよ。これなんだ?」
  「リールだよ。 ってかそんなことはどうでもいいから 落札してくれ」
  「終了は明日だろ。何を慌ててんだよ」
  「これから呑みに出掛けるんだ。時間がない」



  「で、予算は?」
  「8000円」
  「それで落札出来るのか?」
  「分からんけど、それでダメなら諦める」
  「金は持ってるんだろうな」
  「3000円はある」



  「予算は?」
  「8000円」
  「所持金は?」
  「3000円」



  「お前、小学校で算数習ったか?」
  「大丈夫だ。これから8000円にしてくるから」
  「呑みに行くのに減ることはあっても 増えることはないだろうよ」
  「いいから任せとけ。
   お前は8000円以内で落札すればいいんだよ」



  「法に触れることはするなよ」
  「大丈夫。誰も困らない方法がある」





で、会社の仲間と呑みに行き、いい気分で帰ってきて眠る






翌日




  「おい、そろそろ終了の時間だけど 8000円は出来たのか?」
  「問題ない。”細工は粒々あとは仕上げをご覧じろ”ってとこだよ」
  「何をしたか知らねぇけど 後は任せておけ。出来るだけ安く落とすよ」
  「頼むよ」




で、落札




  「落としたぞ。結構余ったんじゃないか」
  「おお、サンキュー。ありがとよ
   届いたら教えてくれよ、金持って 取りに行くから」
  「ちなみにどうやって8000円にしたんだ?」
  「他言無用だぞ」
  「ああ」



    :
    :
    :
    :



  「って感じで 増やした」
  「お前、相変わらずヒドイな…」
  「でも 誰も困ってないだろ」
  「それ、ブログで書けよ」



  「はぁ? そんなこと出来るわけないだろうよっ!」
  「誰も困ってないんだろ」
  「どんなルートでバレるか分からんだろうよ。書けねぇよ」
  「じゃ、相談があるんだけどな」
  「なんだよ」



  「数日後、俺はいらないものが手元に届くんだけど
   5000円でヤフオクに出品したら 幾らになるか分かるか?
   品物はリールなんだけどさ」
  「てめぇ…」
  「どうする?」
  「とりあえず ”ありがとう” は撤回するよ」



  「ブログにアップする約束で渡すよ」
  「後生だから ”某年会” の後で勘弁してくれ」
  「次ぎに何かあったら また落札してやるからな」
  「… 慎重に考えてからにするよ」




続く





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