授業参観



この前の木曜日は次男坊の授業参観でした
俺は参観してないけど、カミさんの報告によると
  「授業参観が音楽なのは楽しそうでいいんだけどさ、
   タンバリンとマラカスなんてあの子に渡しちゃダメでしょ
   1時間ずっっっっ〜と踊ってるだけよ
   みんなはリズムに合わせてだけど
   あの子はマイ・ワールドで陶酔してるだけよ
   あ〜、恥ずかしかった」



落ち着きのなさは親譲りです
  カミさんの遺伝と思われます






さて、次の日は長男の授業参観です
前日から教科書がないと大騒ぎ


  「お母さんっ!僕の教科書どこにやったのっ!」
  「知らないわよっ!よく探しなさいよっ!」
  「いくら探してもないよっ!」
  「じゃあ、ハルに借りればっ!電話してみなっ!」
  「ハルは同じクラスだってっ!」
  「じゃあ、サクちゃんに借りなっ!」
  「分かった、電話してみる!」


大変だね、授業参観って。





教科書も問題なく借りられて
滞りなく授業を受けられたそうです





  「で、どうだった。授業参観?」
  「恥ずかしいったらありゃしないわよ」
  「どうした?教科書はあったんだろ」
  「なんかね、人とのつながりっていうか 人間関係っていうか
   そういうのは大事ですよっていう授業だったのね」
  「ふ〜ん、そんな授業をするんだぁ」
  「みんなも小さい頃からいろんな人とつながってますよねって…」
  「うん、それで?」


  「赤ちゃんの頃はお父さん、お母さん、
   幼稚園に通ったらその時の友達、
   学校に通ったらまた新しい友達、
   もちろん先生も とかって」
  「で?」
  「そしたらあの子さ、席がまた一番前でさ、
   聞かれてもいないのに元気に手を挙げてるのよ。
   大きな声で 『はい、はい、はぁ〜い』 って」


  「他の子は?」
  「静かに授業聞いてるわよ」
  「何か言いたいことあったのかね」
  「で、先生もたまりかねて発表させたのね」
  「なんて言ってた?」
  「『先生、僕は他にもつながりがあります』って」
  「なんかあったっけ?塾とか行かせてないし」


  「で、先生が聞いた訳よ
   『どんなつながりですか?』って」
  「うん」
  「なんて言ったと思う?あのバカ」
  「分かんない」
  「あんたに関係あるわよ」
  「なんだろ」




  「『お父さんの呑み友達です』


   だって」
  







そういや、鶏の軟骨唐揚げを美味そうに食ってたな





  「今度はアンタ行ってきてよね」