カンゲキ



「そなた、


  シェイクスピアを一緒に見ないか?」





  「は?
   なにを舞台口調でテンション上がってるの?
   昼間っから酔っぱらった?」



生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ



  「いいから とりあえず黙ってくれる?」



「ジュリエットよ。そなたに頼みがある
 この新しい友人に私の大切なものを届けてはくれないか?」



  「今、アタシはジュリエットなわけ?
   要するにまたヤフオクでなんか落札したから入金しろってこと?」



「そなたとシェイクスピアで『カンゲキ』したいのだよ」



  「『観劇』のこと?
   お芝居のチケットでも落札したの?
   シェイクスピアなの?
   だから舞台口調なわけ?
   なんで一人でテンション上がってるの?」



「今はまだ何も言えぬ。
 あの月が最も輝く夜になれば
 そなたの元に真実が照らされるだろう」



  「品物が届けば分かるってことね。
   どうでもいいけど太陽がサンサンと降り注いでるんですけどね」



「太陽がまぶしいの理由で私を殺めたくなったかな?」



  「それはシェイクスピアじゃないわよ。
   どうせまた ろくでもない物を落札したんでしょ」



「そなたは知らぬようだ
 輝く物のすべてが金ではないということを」



  「あなたも存じ上げないようですわね
   口数の少ないのが最上の人だということを」







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さぁ何が俺の手元に届くのでしょうか? 答えは近日発表します
ヒント:俺はシェイクスピアの劇には全く興味がありません