買い物 前編


ほぉら 足元を見ぃてごらん
  kiroro 「未来へ」


買い物に来ています


「マイクロ・SDカード」ってモンです


ゴチャゴチャと商品がごった返す店内をうろつき
マイクロ・SDカードを見つけてレジに並んでいました


そうしたら足元に変な物を見つけちゃったんです








見つけちゃったんですが
そのことはとりあえず置いておいて


どうしてマイクロ・SDカードを買いに来たのかを説明します




ちょっと時間を遡って…






先日、俺の携帯は
FMトランスミッター」仕様になりました (関連記事「変わらぬ名曲」)


車の中で携帯のマイクロ・SDカードに入れた
お気に入りの曲を楽しめます
音質は良くありませんが 誰が何を唄っているかは分かります


車の中で「あんたのバラード」を熱唱します




これがカミさんには羨ましいようです
自分もお気に入りの曲を携帯に入れたいらしい


  「私のにも『chara』とか入れてよ」
  「いいけど容量足りるの?」
  「何の?」
  「SDカードの」
  「小さいのが入ってるわよ」
  「携帯見せてみろよ」
  「中、覗かないでよね」
  「どうせ大したモン入ってないだろ」
  「若いツバメのアドレスとか…」
  「ハイハイ。 …なんだよ、この待ち受けは」
  「かわいいでしょ」
  「なんで桜の季節なんだよ、もう冬になるぞ」
  「入学式の時の」
  「辛うじて今年か…」


  「ナントカ・カードはあるでしょ」
  「あるけど512じゃん」
  「ダメなの?」
  「入りきらないよ」
  「でも大きいのは入らないでしょ」
  「2ギガくらいにすればいいんじゃないかな」
  「今の何倍?」
  「4倍かな」
  「そんなのどう考えたって携帯に入らないじゃない」
  「サイズは変わらないんだよ、容量が変わるだけ」
  「46分と90分のカセットテープみたいな感じ?」
  「今どきカセットテープで喩えるのかよ」
  「いけない?」
  「ま、でもそういうことだよ」
  

  「で、どうすればいいの?」
  「2ギガのマイクロ・SDを買えばいいだけだよ」
  「そうしたら音楽が入る?」
  「ああ」
  「じゃあ買ってきて」
  「自分で行けよ」
  「分かんないモン」
  「メモしてやるよ」  
  「メモの意味が分からないと思う」
  「お前の首から上は飾りか?」
  「かわいい飾りでしょ」




そんなこんなでマイクロ・SDカード買いに行くことになりました


う〜ん、やさしい旦那様だね