日本代表 最終予選


演出家になってみましょう
演出するのはもちろん


サッカー日本代表 岡田ジャパンです




最終予選の残り試合はこんな日程です

日にち 対戦国 開催地
6/6(土) ウズベキスタン アウェイ
6/10(水) カタール ホーム
6/17(水) オーストラリア アウェイ


忙しい移動で大変そうです



どんな風に演出するかといえば 当然


いかに盛り上げるか


これに尽きる




あと1勝でW杯本戦出場は決定らしいので
要するに この3試合のうちにひとつ勝てばいい
 引き分け3つでもOKだけどそれじゃあ盛り上がらない



勝って盛り上がるのは
間違いなくホームのカタールですね


しかし これだけではイマイチ演出に欠ける
その前後の試合が重要 W杯本番まで含めてね



と いうわけで
6日のウズベキスタン戦は「引き分け」がベスト


  次のカタール戦への布石を残しつつ
  全体的にはなんとなく消化不良
  ちょっとだけ不安にもさせて…




そうすれば10日の視聴率は更に上がるでしょう
この試合でW杯出場が決定するかも知れないんですから


  ウズベキスタン戦で勝っても勝利の瞬間は真夜中
  視聴率は低いし、決定的瞬間のVTRの放送は日曜日
  番組表を見ると肝心のテレビ朝日


  一番、おいしくない


  大々的に放送できるのは夜遅いサッカー番組でやっと…



やっぱ引き分けくらいにして
得意の「これでいいのか日本」的な番組をやった方がいい


得点は1−1くらいがいいな


俊輔のFKでやっとこさ 追いつく展開




で、だ
10日のカタール戦は


  スタジアムはもちろんTVの前も大熱狂
  往年の代表選手を色んな番組で招いて戦力分析
  スポーツバーや街の様子を中継


よし 盛り上がってきた



試合展開としては
1点先制されて逆転が盛り上がるけど
ちょっと冒険だな


ボール支配率は断然、日本で
後半にCKから中澤もしくは闘莉王のヘッドがいい


結果としては 1−0


2試合ともセットプレーからなのは
国内の不安をあおぐため


「やっぱり日本は流れの中で得点出来ないのか」
って感情をあおっとこう


これはW杯本番まで続けないとね



さぁ
ここでW杯出場決定!


  これで夜中まで特番ができ
  しかも状況次第では「代表選手をスタジオに呼べる」
  これはホームならではの特典


  次の日になっても
  朝のニュース、昼のワイドショー、夕方のニュース
  で、夜にもう一度おさらい…と ずっとVTRを流せる




だけど
当然続くオーストラリア戦も「勝って」終わる
って声が上がる


  勝っても負けてもいいんだけどね


でも この試合は要するに消化試合
おそらくオーストラリアにとっても…


頑張って怪我する方がよっぽど困る



そこで若手、控えのメンバー主体のチーム編成として
「チャンスを与えるため」の試合にしておけば
まぁ、許して貰えるかな



良くて引き分け 順当に行って負け
  ただしオーストラリア側のやる気にもよる


それでも TVはこう言ってくれる
「このままでいいのか日本、W杯本番は大丈夫なのか」


やっぱりこの不安をあおる





勝って当然の試合よりも
「負けるかも…」
って試合の方が熱も入るし 盛り上がる





キリンカップが上手くいきすぎたのが問題


国内のサポーターも「もう大丈夫」
なんて思っちゃってるかもしれない


改めて不安をあおっておかないと




海外の本番で対戦するかもしれない国々にも
日本の得点パターンのデータを「与えすぎた」


「日本恐るるにたらず」のデータに書き換えてもらわないと




この3連戦は
「勝ちすぎない」 が演出としてはベスト



そうすればW杯本番で
もしかすると もしかする


fin