バイブル



何度も何度も読み返してしまう本って
誰しも何冊かあると思うのですが


俺はこの本です





「気が向いたらプラグ作り」



  羽鳥しづを  アテネ書房




有名なルアーブランド 
「ハトリーズ」の羽鳥さんの書いた古い本です
  他には「バオー来訪者」とか「ゴージャス☆アイリン」とか…



元々 羽鳥さんは文章を書く人ではないのでしょうね
最初は 何を書いているのかさっぱり伝わってきませんでした


今でも完全に理解しているかというと そうではないのですが
前よりかは分かるようにはなってきたと思ってます


プラグ作りを語り口調で書き綴って説明している本なのに
話が前後するのは当たり前で、
感覚的なところは「とにかくやってみて…」って書いてあるし、
プラグの説明なんてちんぷんかんぷんです


  「何言ってんだ、ハト、このやろ」


って
ママからいっぱいお小遣い貰っちゃった人に言うみたいに
突っ込んでしまいそうです


それぞれのプラグに季節的なイメージを想いやると、ポッパーのまわりには柿色に茹だった夏の情景がからまりついてくる。夕暮れ時の、それもまだ夜に移り切れないでいる空気のなまあたたかさやなまぬるい水の匂いが蘇ってきて、じっとしていると、むっとつつまれてしまう、あの胸苦しい記憶に囚われる。


「気が向いたらプラグ作り」より抜粋


  「かなり飲んでから書いてるな…」


って思うくらい意味不明な文章が続きます


  ちなみに「プラグ」って言うのは「ルアー」のカテゴリーのひとつですね
  「ルアー」が総称で「餌以外で釣りをする仕掛け」と言えるかな
  「プラグ」っていうのは「木」や「プラスチック」で作られたルアーのことで
  「スプーン」や「ワーム」「ラバージグ」などは含まないそうです
  どの境界線もかなり曖昧ですけどね
  この本は木からプラグを作る方法が書いてあります
  俺は普段「ルアー」と言いますが 今日は「プラグ」で通します



でも
なにより すごく楽しそうにプラグを作っていて
その 作っているプラグでのバスとの出会いを想い描きながら
あ〜しよう、こ〜しようと楽しい試行錯誤をしているんだろうなぁ〜
というのが伝わってきます




本の中には 羽鳥さんの初期のプラグがふんだんに載っていて
レントゲン写真で説明していますので 
文章はよく分からないけど これは非常に分かりやすいです


真似して何個か自分でプラグを作ってから
またこの本を読むと いろんなページの新しい解釈の仕方が見えてくるんです
分からなかった説明の「とっかり」がつかめる気がします


さらに 何十個かプラグを作ってから読むと
また別の解釈が行間から浮かび上がってきます



  「なんだよ、ココに全部書いてあるじゃん」



って
自分で新発見したつもりでいたプラグの理論が色あせてしまう







「気が向いたらプラグ作り」




名書バイブル です




気が向いたらプラグ作り

気が向いたらプラグ作り

     amazonには画像がないか…




気が向いたなぁ〜 作ろうかなぁ〜 「プラグ」





クリックしてもらえると、ありがてぇッス

にほんブログ村 釣りブログ 釣具ハンドメイドへ

にほんブログ村





場所がないんだよな〜