Yebisu
トップウォーター上等 ハンドメイドルアー 「Fcube」
Yebisu
まともに形になったのは2000年ですが
その前から開発に苦労していました
開発コンセプトは
キビキビと
小気味よくターンするペンシルベイト
です
比較的活性の高いバスをターゲットにしています
このルアーが完成したときはどこに行っても
「まずはコイツで様子を見てから…」
と、パイロットルアーとして活躍してもらいました
最初のモチーフは「エビ」で
その名も「AB」でした
改良を続け
「AB1」→「AB2」→「AB3」
と名前を変え
最終的に「AB3」から「Yebisu」となりました
要するにシャレです
シャレでつけた名前とは裏腹に
コンセプトどおりに小気味よく動き
ストラクチャーの乱立するポイントで真価を発揮するこいつは
多くのバスを連れてきてくれました
ストラクチャーを避けて投げ込む技術さえ伴えば
非常に使いやすいルアーです
このルアーの開発中にウェイトの有る、無しでの
ルアーの動きの違いを調べました
このときあまり大きなウェイトを入れなかったことも
関係しているかと思われますが
動きに関してはほとんど差違はありませんでした
ただ 大きな違いは
「動き出し」の違いでした
つまりファーストアクション
ウェイトを入れた方が扱いやすい感じがします
ファーストアクションはとっっっっても 大事なので
以後「F-cube」ルアーは必ずウェイトを入れています
色々と開発には苦労しましたが
その後のF-cubeルアーの方向性を示してくれた
大切なルアーです
当初はルアーの強度に関して知識があまりなく
初期の開発モデルは耐久性が無いのですが
いまだに初期開発モデルを使ってくれている友人がいます
ボロボロ です
偶然の産物かすごくいい動きをするそいつは
「引退」を知らずに更にボロボロになっていくのでしょう
制作者冥利に尽きます
そんなルアーを創っていきたいですね
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