第一章



釣り論 第一章  「幸せの追求」

前回 「釣り論 序章」


人は釣りをすると 何故
「幸せな気持ちになるのか?」


中国にこんなことわざがあります

1時間幸せになりたいなら、酒を飲みなさい
3日間幸せになりたいなら、結婚しなさい
1週間幸せになりたいなら、牛を飼いなさい
一生幸せになりたいなら、釣りをしなさい


なんで牛なんだかはよく分かりませんが
とにかく「釣りをすれば幸せだ」ってことのようだ


往々にして1時間の幸せを求めてしまう事が多いけれども
昔の人も「釣りは幸せになる」と感じていたようだ




釣りのどこに「幸せ」を感じているんだろう


自分が釣りをして幸せな瞬間っていつだろう



それはやっぱり釣れた瞬間でしょ



  ストラクチャー際のピンポイントにルアーを投げ込んで
  若干のポーズを入れたのちワンアクション…


  突然のひったくるようなバイト!


  たるんだラインに一気にテンションが掛かって
  ロッドが半月にしなり ドラグが悲鳴をあげる


  左右にバスをいなして体力を奪ったのち
  高らかにランディングする



この一連の流れの中で
一番興奮するのが「バイト」の瞬間



  その興奮をコントロールしながら
  バスとのやりとりを楽しみ


  なるべく優しく バスに傷を負わせないように
  「また遊んでくれよな」って思いながら
  そっとリリースしてあげる


  その頃には興奮した気持ちも落ち着いて
  バイトの瞬間を思い出しながら
  ジワ〜っと幸せを全身で感じる



つまりは至極しごく瞬間とき




この瞬間のために
釣りをすると言っても過言では無いでしょう


いえ、言い切ります


この瞬間のためです





そのためにどうするか?



そう 研究 です


  ・ブラックバスの生態
  ・道具の特質
  ・釣りに行くときのカミさんへの言い訳


全てが研究の対象です




ブラックバスのいる場所にルアーを投げ込まなければ
釣れる訳はないのです
少なくともウチの前の水たまりにはいない



  ブラックバスがどこのポンドにいるか?


  その中のどのストラクチャーに付いているか?
    季節、時間、天候、水温、気圧、etc…


  どんなルアーの色に反応するか
    赤系?黄色系?白?黒?
  どんなルアーアクションがいいのか?
    速く?遅く?激しく?静かに?
  ポーズの時間は 長く?短く?



分からない事だらけです



  ロッドはどんな物がいい 堅い?柔らかい?
  ラインは ナイロン?フロロ?PE?


  お土産は チョコ?ケーキ?
  とりあえず甘いモンで…



分からない事だらけを一つずつ解決していきます




一番いいのは一本あげる事ですが
既にあげてる人がいれば聞いちゃうのが手っ取り早い
人との交流も大事です




そして数年後
そうですね、大体3〜4年くらいすると
結構釣れるようになってきます


人に基本を教えられるくらいになればいいでしょう




そうしたら
また今度は新しい「幸せ」を求め出すのです




そのことについては
次回のテーマに致しましょう



では今回はこの辺で…


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