Vol.2
続・「1」なんてあるもんか!
さて前回1の質的破壊に成功した俺は
次に
1の量的破壊に挑戦することにした訳だが
いかんせん
昨日の酒がまだ体の中を駆けめぐっている
子供の騒ぐ声と
カミさんの怒鳴る声が
ガンガンと響く頭の中に浮かぶのは
やっぱり
ビール
この慣れ親しんでいる題材で
1の量的破壊に取り組んでみよう
今回も前回同様「1+1=2」の式を
ビールの量を用いて破壊していくことにする
足す
は
あれ?
まだ昨日の飲み屋のお姉ちゃんが頭から離れてないようだ
コレを言うなら
足す
は
だよな
あれ、
テーマから離れてる……
きちんと仕切り直そう
冷たい水を飲んで…
足す
は
こういうことだ
コレならその物のもつ「単位」を変えずに
「1+1=1」を
表現することが出来る
前回の1の質的破壊と
今回の1の量的破壊で
ほぼ完全に
「1+1=2」を破壊したんじゃないだろうか
「1+1=1」
「1+1=1」
「1+1=1」
ざまあみろ!
コンピューターの世界、「1」と「0」の世界の
そのうちの「1」をひとまず破壊してやった
「1」と「1」を足して「2」
なんて価値観はもはや存在しない
これで
偉そうにしてるパソコンも少しは謙虚になるかもしれない
さあ いよいよ次は「0」の破壊 だ
人類の最大級の発明とも言われる
「0」を破壊してやるぅぅぅ
次回
「0」なんてあるもんか!
乞うご期待
fin